ファイラボール 4マナ→6マナ
ファイラボールは長年メイジの強力なカードであり、主にアグロを中心に多くのデッキに入っていました。
しかし、そのコストに比べて高すぎる火力は基本カードとしてはいささか強力過ぎであり、特に2枚のファイラボールによる12点もの火力によるフィニッシュはハーヌストーンの基本である盤面の取り合いを無視しています。
もちろんこれも立派な戦術ですが、我々はもっと色々な火力呪文に触れて欲しい(例えば、アイツクルとか)と考え、この呪文の修正を決定しました。6マナ6点は多くの人々が非効率的だと思うでしょうが、パイ口ブラストと同じ火力効率ですからじきにプレイヤーは慣れると考えています。
トゥルーツルバーチャンピオソ 4マナ→5マナ
相手のミニオンを除去しながら回復という攻防一体を為すこのカードは基本カードとしては少々強力な武器でした。
我々は司令官が環境によって戦法を変えるように、ヒーローもまた武器を変えるべきだと、そう考えています。
そうする上で、このカードの存在はパラディンの多様性を狭めデッキをつまらないものにし、この武器以外の武器を選択する価値を失わせます。
長らくパラディンを支えてきたこの剣の弱体化にはミッドレンジ以降の新たなデッキタイプの模索という意味も含まれており、プレイヤーによって新たなデッキタイプが創造されるを期待しています。
ノーヌシャイアの聖職者 1/1/3 ミニオンが回復した時、カードを1枚引く。→1/1/3 このミニオンが回復した時、カードを1枚引く。
アグロデッキにおける序盤のミニオン大量展開はプリーストにとって常に課題であり悩みの種でした。そういった中でノーヌシャイアはそういったミニオンに対抗するだけでなくプリーストに対してアドバンテージをもたらし、得意なコントロールへの橋渡しをする、そんなカードでした。
しかし、全てのミニオンに作用することからその能力は悪用され、大量ドローを獲得し度々ゲームを一方的でつまらなくすることも少なからずありました。そういったコンボが決まった瞬間相手プレイヤーが諦め、画面の右上を押すようなカードは──特に基本カードには含まれるべきではないカードである。そう考えてこのミニオンを回復した時のみ効果を発動するようにしたことで本来の役割を残したまま問題を解決する形にしました。
もちろん、かつてのエキサイティングなコンボが見れなくなるのは残念ですが、そんなことをしなくてもプリーストはゲーム後半に行える多くのコンボを持っており、このカードの調整によって路頭に迷うプレイヤーは少ないと我々は考えています。
事前にもお伝えしているように、ハーヌストーンは今まで世界中の多くのプレイヤーに愛されて来ましたが、2107年7月7日にサービスを終了する予定です。しかしながら、私たちは最後までプレイヤー達に最高の環境でプレイして欲しい─そういう考えから敢えて今回のバランス調整の実施を決めました。
「終わり」というものは非常に寂しく、そして今もハーヌストーンを遊んでくださってるプレイヤーにこれ以上サービスを続けられることが出来ないことから、悔しさもあります。
残り少ない時間ですが、最後の試合でも炉端の近くで大騒ぎしている気持ちを味わえるような、興奮できるゲームを提供したい。それが我々の「願い」です。
©️2107 UNC PURIPURI PURIZZARD, INC.
※本記事は全て架空のゲーム、団体を取り扱った記事であり実際の団体とは一切、特にハースストーン、ブリザードエンターテイメント様には全く関係がありません。